安心して任せられる医師に出会うことが重要!
「美容整形をするからには、腕の良い先生にお願いしたい!失敗するのだけはイヤ」と誰もが思うのですが、いざ肝心の「腕のいい先生」に巡り会うためにはどうしたらいいのか、山のようにある美容外科のリストを見ても、なかなか答えは浮かびあがってきませんよね。
美容外科の名医探しで重要なことは、その施術で実績があるかはとても大事。そして何より、実際に会って話してみて「この先生なら」と思える信頼関係が築けるかどうかが重要です。
有名なクリニックや、大手チェーンだから安心できるというわけではありませんし、小規模だから悪いというわけではありません。脂肪吸引では実績のある病院だとしても、二重まぶたの施術が上手かどうかは別の問題です。もちろん医師も人間ですから、得意・不得意な分野があり、どの医師でもまんべんなく全ての施術が上手というわけではありません。実際に美容外科業界は医師不足と言われ、経験の浅い若い医師が施術を行って死亡事故が起きるケースも起きています。
美容整形で失敗しない、後悔しない治療を受けるには、治療の第一歩となるカウンセリングを重視することです。できればカウンセラーではなく、施術を担当するドクターと直接具体的な施術内容の相談をしましょう。
施術の内容や料金、通院期間や効果が出る時期、施術に関わるリスクや副作用などについて細かく確認するとともに、こちらの話をきちんと聞いてくれるか、わかりやすく解説してくれるか、といった医師の態度もチェックを。言葉を交わすうちに、医師の人柄や互いの相性も見えてくるもの。大事な体を任せても良い人物かどうか、施術そのものだけではなく、アフターケアまで真摯に対応してくれるかどうかなど、見極めを。その医師が自分のお願いしたい施術でどれだけ実績があるのか、聞いてみるのもいいでしょう。この時点で丁寧に説明してくれない医師や、施術内容などをカウンセラーやスタッフだけに任せるような医師は問題外。
一ヶ所カウンセリングを受けて、まずまずの手ごたえだったとしても、その場で契約せずに他のクリニックも回ってみて。複数のクリニックでカウンセリングを受けることで、客観的な判断ができ、ベストな選択に近づけます。
自身の希望は事前にまとめておこう。
カウンセリングは、自分の大切な体を委ねる医師を見つけ出すための大切なプロセスですから、ふらりと行かずに事前準備をしっかりしておくことをおすすめします。頭の中では「こうしたい」というぼんやりしたイメージがあるとしても、百戦錬磨の営業トークを繰り出してくるカウンセラーや、忙しそうな医師の前に座ると、言いたいことが言えなかったり、気持ちがぐらついてしまいがち。悪質なクリニックでは患者さんの不安につけこんで強引な勧誘をされることもありますので、心の準備はしっかりしておいて損はありません。
まずは自分が具体的にどうしたいのか希望のイメージを固めておきましょう。どんな悩みがあって、どの部位をどうしたいのか、できるだけ細かく考えておくことです。説明が難しければイメージ写真を持って行ってもいいでしょう。また、施術をお願いすると、休みは何日必要なのか、ダウンタイムはどれくらいか、効果はどれくらい持続するか、どんなリスクがあるのか、費用とその内訳など、施術にまつわる疑問や不安をできるだけ細かく確認して、不安要素はすべてつぶしておきましょう。
同時に、クリニックの雰囲気や設備の充実度、スタッフの対応などもしっかりチェック。気持ちよく通える環境かどうか、くまなく見ておくことをおすすめします。
万が一、失敗してしまったときは…
考えたくないことですが、もしも、万が一、美容整形に失敗してしまったら…。残念ですが、それは0%とは言えません。美容外科では体にメスや針を入れたり、医療機器を使用することもある医療行為です。体に変化を起こす以上、リスクが完全にゼロの施術はほとんどありません。実際、過去にも美容外科での事故は起きており、最悪の場合、死亡事故になってしまうことも…。
脅かすわけではありませんが、エステやメイクなどと同じように安易に考えるのはやめて、「美容整形は失敗することがある」ということを頭に入れて、プチ整形や脱毛などの比較的気軽に挑戦しやすい施術であっても、クリニックは慎重に選ぶようにすることが大切です。
それでも、もし現実に美容整形に失敗してしまった時は、修正が可能なレベルであれば再手術などを無料で行ってくれるクリニックは多いので、まずは医師に相談を。それでも専門用語を並べ立ててごまかされたり、「半年もすれば自然になります」などと言って丸め込まれてしまったり、「被害妄想だ」と逆に責められたりして、結局は泣き寝入りをした…という人も少なくありません。
どうしても納得がいかない、あのクリニックは悪質だと思った場合は、個人で戦うのではなく法律相談所に相談しましょう。というのも「何が成功か、失敗か」という判断基準は非常にあいまいなため、証拠を固めることが難しく、個人でクリニック相手に訴訟を起こしても勝つのは困難と言われています。専門家を介して交渉してもらうなどして、事実の究明を依頼しましょう。
その際に武器になるように、医師が自分に言った発言の内容をできるだけメモしておいたり、請求書、領収書といった書類を保存しておくことをおすすめします。その上で、最終的にどうしたいのか(慰謝料の額など)を検討しておきましょう。
またクリニックによっては、他院で失敗してしまった施術の修正施術を行なっているところもあります。1度目の治療は失敗したが、他院で修正施術を受けてやっと理想どおりの効果を感じることができた!という方は大勢いますので、万が一1軒目で「失敗した!」と感じても諦めず、他のクリニックに相談にいくことも解決方法の1つです。